結核は、検査が陰性であったとしても、微量の菌が含まれている可能性は否めません。ですので、培養検査で確認します。ただし、結核菌の発育が遅いので、診断の確定に時間がかかるというのが欠点だと言えます。最近では、結核菌の遺伝子からDNAを調べる核酸増幅同定検査も行えるようになりました。
結核と診断されたら、治療は複数の抗結核薬を用いることとなります。症状や程度によっては外来でも治療できますが、感染予防や薬剤の副作用の対処の為にも、入院治療を行うという場合も考えられます。医師の指示に従う事が大切ですね。
また、結核というのは肺以外でも病変する事が知られています。結核性胸膜炎やリンパ節結核、髄膜炎などがあげられますが、いずれも結核の治療時と同様に薬物療法が主体となっていきます。