糖尿病を改善するために、運動・食事・薬という3つの療法があります。この中でも運動療法は、血糖のコントロールやインスリン抵抗性、脂質代謝の改善効果が期待できるものです。ここで問題になるのが、運動療法を実践したい場合、どの程度行えばいいのかという点です。
糖尿病を改善するための運動は、できれば毎日、少なくても週に3~5回行うのが理想です。軽く体を動かすのではなく、ややきつい中等度の全身を使った有酸素運動を心がけましょう。1回の運動で20~60分間体を動かして、週の合計で150分以上を目指すことが大切です。運動は糖尿病の改善だけではなく、ストレス解消や肥満の解消などにもつながります。さまざまなメリットがあることを理解して、無理のない範囲で実践することが大切です。